YAMATO

ヤマト建築設計事務所

介護空間づくり

ヤマト建築設計
事務所の
空間づくり

ヤマト建築設計
事務所の
介護空間づくり

お客さまの考えが、
「介護空間」をつくります。

私たちが「介護空間」づくりに臨むとき、唯一のよりどころとなるのが、お客さまの「介護方針」です。さまざまな状態の高齢者に、どのようにして豊かに余生を過ごしてもらうのか、お客さまのその想いが、そのまま「介護空間」を形成します。ですから、もし、お客さまのなかで、方針に迷いが残る部分があるとすれば、私たちは、お客さまと対話を重ねながら着地点を探し求め、まずは「介護空間」のイメージをお客さまとともに固めることから始めます。

まっさらな状態に
リセットして臨みます。

「介護方針」の内容は、お客さまによってさまざまです。私たちは、新しいお客さまと向き合うたびに、頭のなかを一度リセットして、まっさらな状態にすることをポリシーとしています。そうすることで、お客さまの「介護方針」を、先入観なしに100パーセント受けとめることができるからです。お客さまの考えに沿った空間のイメージを鮮やかに描くことができるようになったら、そこで初めて私たちは、これまでの経験で培った知識や技術を集結させ、イメージを「現実の空間」として出現させる作業に集中していきます。

人生経験を経た大人としての
尊厳を根底に。

人は誰でも、加齢や病気、怪我などによって衰えていきます。衰えを完全に止めることはできません。しかし、「周辺環境」を整えることで、衰えの進行を遅らせることは可能です。「周辺環境」にはいろいろな要素が含まれますが、つまるところ、高齢者が人としての尊厳を失わずに毎日を送れる「介護空間」となっているかどうかであると私たちは考えています。寝たきり、認知症、徘徊などの症状が重なり、介護が必要な高齢者も、さまざまな人生経験を経てきた尊敬すべき大人です。そのことを、私たちはつねに忘れず、設計の根底に置き、「介護空間づくり」に臨んでいます。

スタッフが心に余裕を持って
介護にあたれるように。

高齢者が人としての尊厳を失わずに過ごすための「周辺環境」には、スタッフの働く環境も含まれます。スタッフの心に余裕が生まれれば、より細やかなケアが行われ、より良い介護環境が生まれていきます。スタッフの負担を軽減しながら、高齢者に質の高いサポートを行える「介護空間」をつくるため、私たちは、設計時にさまざまなスペースを確保するよう心がけます。とりわけ、十分な「介助スペース」を設けることには気を配ります。介助器具では十分な対処ができない、片麻痺や拘縮などの症状を持った高齢者に対応するとき、そのスペースの有無がいかに重要になるかを、私たちは長年の「介護空間づくり」の経験から理解しています。

環境と調和し、地域を元気にする「介護空間」をつくります。

私たちは、内部空間だけでなく、窓から見える景色すべてを含めて「介護空間」と考えています。ですから、私たちは庭の植栽設計にはちょっとこだわりますし、隣の敷地に広がる雑木林や遠くに見える山々や海まで、美しい景色を空間内部に取り込む工夫をし、高齢者の毎日に可能な限り変化をもたらすように努めます。同時に、外部からの目線に対しては、その「介護空間」が周囲の環境となるべく調和し、地域に安心をもたらす存在となることも心がけています。